誤解と八百長について。
いつか、書く日が来るんだろうなと思った。嫌な話なんだけどね。
俺が書いた本のこと。真実を書かなきゃならない。
結論から言えば、語尾を編集者に書き換えられ、まるで自分が悪人のようにされたこと。
さて、編集プロダクションから突然に連絡があって、著者としてデビューすることになった。その頃は雑誌にニュース記事を書いたり、スノーボードでオーストリアのメーカーのライダーだったりして、なんとかギリギリ飯が食えた。
そして、作家というのは大袈裟だけど、著者としてデビューできる。
嬉しかった。
そして、その本は二人の共著(といっても原稿はほとんど俺が書いたけどね。)ながら、初版11万部の大ベストセラーになった。大手書店では平積み、全国のコンビニに配本されていた。それぐらいだとベストセラーになるんだなと思った。ベストセラーを目指したわけでもないので、言われてもピンとこなかった。
今から思えば嬉しいことだけど。
それで、すぐまた依頼が来た。俺がモデル出身だということもあり、ライダーということもあり、本の中身と表紙のモデルも務めることになった。内心、大丈夫かな?という不安もあった。自分が芸能人でもないのに。下に続く
shinkakutakahashi.jimdofree.com
でも、ワンマン的な編集長の方だったし、その人に認めてもらえてそうなるなら、それでいいかと、思えた。
けど、そのことによって、編集員から嫉妬されるとも知らずに。
これは、それ以前に雑誌に書いていた時に似たことを経験していた。そんなに有名でも俺が、自由にやってることに、推敲のおばさんがイライラしていつも俺に冷たい言葉や意地悪なことをしてきたな。
いや、俺だけじゃなくて、生まれつき人気が出たり、才能が優れているような天才だったり凄くモテるような人なら、理不尽な、経験はたくさんしていると思う。
俺が原稿を提出し、だめなら書き直しなんだけど、担当の編集者の女性は優しかったんだけど、妙に突っかかってくるおじさんも担当で、その人が、いい人ではあるけど、俺には理不尽な感じで冷たくて厳しかった。
でも、先輩というか、上司というか、俺より実績も年齢も遥かに上の人だし、理不尽はほとんど飲み込んだ。下に続く
あとから思えば、この人は出世を狙ってるのに編集長から毎日ガミガミ言われて、そこに若い新人著者の俺が入ってきて、その人は裏方で俺を支えるような役目で。たぶんだけど、俺だけが編集長に気に入られて名前を売ってもらえるように思ったんだと思う。
で、本が出版になった。その本は、初版が一万部だったので、普通よりは多いかもしれないが、そんなに多いわけではなかった。
表紙は俺と、俺のスポンサー企業の社長の小学生の娘さん(彼女は後に、有名なプロスノーボーダーになりました)。
この本が出たのは嬉しかった。
けど、章ごとに語尾が変えられていて、これは気になったし、今から考えると著作人格権侵害なんだけど、その時は若くて、我慢した。
俺は普通は、デスマス調で、書くんだけど、ところどころ偉そうな言葉に変わっていて、語尾は、俺は「みなさんもがんばってくださいね!」みたいに書くんだけど、書き換えられてた内容は「君には無理だと思うけどねー」に変わってた。
そんなのを読んだ人からは、俺は最悪の性格の人だと思われると思った。現実の自分とぜんぜん違う。これが、演劇の悪役とかなら良いんだけど。下に続く
彼女にも「ホントだねー」って慰めてもらったんだけど、本を出してくれたことへの感謝もあったから、そこは飲み込んだ。もう全国に発売されたあとだったし。
この本は、1番売れた本でもないけど、表紙も、自分だし、なぜか、インターネットなどでは代表作のようになってる。凄い文献を、書いたとか文学作品とかでもないから、まあいいか、って思う。
人に悪く思われることは嬉しく思わないけど、でも、どうでもいいとも思う。
ウィキペディアの外国人編集の人と話した時に、事実より世の中でどう思われてるかを真実として扱うと言われ、それが民主主義だと言ってた。なるほど権威ある人達ではそれが常識なのかと思った。俺は真実や事実のほうが基本的には、大事だと思ってる。
こんな感じだから、芸能人や政治家の人への印象操作って凄いんだろうなと、予想がつく。
高岡蒼佑さんが小栗旬さんや綾野剛さんのことを書いてて、彼らは本当は事務社絡みでもっと酷い奴らなんだと。イメージは良いけど本当は違うと。これは、高岡さんが真実を言ってる可能性が高い。と思う。
例えば、NHK党という政党がインターネットで内紛してるけど、嘘やデタラメの印象操作でネガティブキャンパーンだらけだと聞く。世の中はそんな事だらけなんだろうなと思う。嘘や出たらめを言うような人って人を騙すのがうまかったりするので、何故か教祖みたいになってたりする。
おかしいことだし理不尽で、不条理なんだけどそれが世の中なんだなと思う。それでも自分は誠実に生きていきたいという信念を曲げることはないでしょう。
冤罪で捕まった袴田さんや他の人たちは、もっとつらい思いをしたと思う。無実の罪を背負わされ濡れ衣を着せられて、一生を棒に振ったり、命を取られたり。昔からこんなことは数え切れないほどあったんだろうな。
俺も昔から濡れ衣を着せられて、真実を捻じ曲げられたようなことはたくさんあって悔しいこともあったけど、前科もないし、まだましなのかなって思う。それと同時に、冤罪の人を、助けないといけないとも思う。下に続く
悪い奴らにたくさんやられたおかげで、俺は正義感と責任感が強くなれたと思ってる。
やられるというのは自分にも隙があって、なめられるからなんだと思う。もちろん、嘘の工作を仕掛けるやつのほうが悪いから、そういうやつをできるだけ撲滅していくこと、も大事なのかもしれない。
とはいえ、自分が気をつけられることはしていく必要があるとも思う。
まだ書きたいことはどんどん出てくるけど、きりがないので、このへんでペンを置く。もしも読んでくれた方がおられたら、本当にありがとうございます。
もしも、世の中のあまりにも不条理な、理不尽や、八百長が嫌いな方はどんどん拡散して社会問題にしてくれると嬉しいです。
では、あなたができるだけ世の中で誤解されないように、祈ってます。真実バンザイ。
2023年6月シンカク高橋
『Breaking Down』Universal-World
https://evelyn-records-and-co.jimdosite.com